江戸川区は東京23区の東端に位置し、都心にアクセスしやすく、また公園の多さや子育て支援の充実度などから、多くの若者世代からベッドタウンとして重宝される街です。東京ディズニーランドとも隣接しているところも人気の秘密でしょう!
そんな江戸川区は小松菜発祥の地であったり、金魚の三大産地であったりと、意外と知られていない魅力がたくさんあります。今回はそうした魅力だけでなく、それにちなんだ和菓子や、長く受け継がれる伝統工芸品を紹介していきます!!
小松菜発祥の地?
江戸川区は、東京23区の中でも都市農業が盛んに行われている区の一つです。街中にも畑が多く、自然豊かな風景が残っています。
そんな江戸川区、実は小松菜発祥の地なのです。江戸時代鷹狩りで小松川を訪れた8代将軍徳川吉宗が、昼食に出されたすまし汁に入っていた冬菜を気に入り、小松川の名をとって“小松菜”と命名したと云われています。
現在、小松菜は一年中食すことができるようなっていますが、本来は冬の野菜です。
また、小松菜は日本全国で作られていますが、江戸川区はその中でも有数の生産地です。都市農業が盛んな江戸川区内においても、農産物の作付面積、収穫量はともに小松菜が圧倒的に多くなっています。「東京都農作物生産状況調査結果報告書(令和元年産)」によると、その収穫量はなんと2,819 トン!
ちなみに、小松菜は東京都全体の農作物の中でも大きな比重を占め、江戸川区の小松菜は、都内でもトップの収穫量を誇っています。
玄舟庵の『こまつなっぴー』
まずご紹介するのはこちら!江戸川区の有名な小松菜を使用した「こまつなっぴー」というお菓子です!
小松菜の形のおまんじゅうの中に、小松菜を混ぜたミルク餡が入っています。
くちどけの良く、食べやすいおまんじゅうです!一つのサイズが小さいので何個も食べられちゃいます(^^♪
金魚の日本三大産地?
実は江戸川区が金魚の有名な産地だと知っていた方はどのくらいいるでしょうか?愛知県・弥富市、奈良県・大和郡山市、東京都・江戸川区が日本三大産地とされています。
江戸中期に江戸の城下町では庶民の間で金魚がもてはやされるようになり、養殖においても一大産地として発展しました。そして、中心部で行われていた養殖は水がきれいで土地の広い江戸川区への徐々に移っていきました。それ以来、江戸川の金魚は日本トップクラスの品質を誇っています!
愛らしい金魚のお菓子『金とと』
江戸川区の金魚にちなんでこちらのお菓子「金とと」が作られました。金魚のイラストがプリントされた可愛いパッケージですね!こちらを見つめる金魚がなんとも愛らしい!
金ととは黒ゴマあんで安定のおいしさ!こちらも手軽なサイズで、二口ぐらいでパクパク食べられちゃいます!デザインもかわいいのでお土産にもピッタリです。
商品名 | こまつなっぴー・金とと |
店舗名 | 玄舟庵(新小岩店) |
販売住所 | 〒132-0031 東京都江戸川区松島3丁目41-6 |
アクセス情報 | JR総武線 小岩駅から徒歩1分 |
営業時間 | 10:00~18:00 定休日:第3水曜 |
連絡先 | 03-3654-0204 |
お取り寄せ有無 | 無 |
参考サイト | http://edo-seika.com/products.html |
心和む温かいお店が提供する江戸川区ならではの味!『今川焼小松菜』
小松菜に関連してもう一つご紹介!「笑う門には福来る」、「一期一会」…。訪れただけで笑顔溢れる素敵な出会いがやってきそうなこちらのお店は、今川焼をメインに販売している「和こく屋」さんです!
スーパーの外に屋台なんかがあると目にする機会も多い今川焼!皆さんにもなじみ深いのではないでしょうか?
こちらが「和こく屋」さんの今川焼、可愛いイラスト付きです。味は、クリーム・小倉あん・チョコ・ハムマヨ・チーズ・ツナマヨの6種類が常時販売されており、その他にも季節の餡としてさまざまなオリジナル商品を楽しめます!
季節を変えて何度か訪れると、毎回違う味を試すことができます。あなたの好奇心をくすぐる味に出会えること間違いなし!
魅力あふれるラインナップの中でも、今回おすすめしたいのはこちら!一見、抹茶味かな?なんて思いますよね。
ですがこれ、なんと小松菜を使った今川焼、「今川焼小松菜」なんです!ほんのり香る小松菜の風味と今川焼の相性が抜群!
野菜が苦手だという人でもおいしく食べられる、「和こく屋」さんの定番商品です。小松菜が有名な江戸川区ならではの今川焼、ぜひともご賞味あれ!
- 今川焼小松菜:160円(1個)
商品名 | 今川焼小松菜 |
店舗名 | 和こく屋 |
販売住所 | 〒132-0034 東京都江戸川区小松川2丁目4-3 |
アクセス情報 | 都営地下鉄新宿線 東大島駅から徒歩10分 |
営業時間 | 月曜〜金曜:10:00~18:00 土曜:10:00~14:00 定休日:日曜・祝日 |
連絡先 | 03-5875-3719 |
お取り寄せ有無 | 無 |
参考サイト | https://www.city.edogawa.tokyo.jp |
江戸時代にタイムスリップできる!?心地よい音で夏を彩る『江戸風鈴』
最後にご紹介するのは、江戸川区で100年以上続く伝統工芸品、その名も「江戸風鈴」です。
江戸時代と同じ製法で作られていることから命名されたこの風鈴は、現在では、こちらの「篠原風鈴本舗」さんとその系列店でしか製造していないのです!江戸から続くという伝統の凄みを感じますね…!
「篠原風鈴本舗」さんは、なんと60種類以上の風鈴を販売しています。透き通った美しい定番のもの(写真上)から、スイカをイメージしたユニークなもの(写真下)まで、さまざまなバリエーションを楽しむことができます!
中には、東京の夕暮れを思わせる、幻想的な風鈴も!真っ赤な夕日が辺りを包み込むマジックアワーに、この風鈴が鳴らす音を聴いて、風を感じる…。日本人にはたまらないですよね!
これらの風鈴は、インターネットからも購入できます。中には、予約限定となっている商品も。お値段も風鈴によって大きく異なりますので、ぜひお気に入りのものを探してみてはいかかでしょうか?
また「篠原風鈴本舗」さんは、工房の見学や風鈴の制作体験も行っています!ご家族や友人との思い出作りにもピッタリです!興味のある方はぜひ、HPをチェックしてみてください。
江戸の世に思いを馳せながら、風鈴に心癒される…、なんてのも、日本人だからこそ楽しめる素敵なひと時なのではないでしょうか?あなたの夏を綺麗に彩る風鈴がきっと見つかりますよ!
商品名 | 江戸風鈴 |
店舗名 | 篠原風鈴本舗 |
販売住所 | 〒133-0065 東京都江戸川区南篠崎町4丁目22-5 |
アクセス情報 | 都営新宿線 瑞江駅から徒歩15分 篠崎ICから車で約5分 |
営業時間 | 9:00~18:00(12:00~13:00はお昼休み) ※日曜・祝日定休、不定期にメンテナンス休業あり |
連絡先 | 03-3670-2512 |
お取り寄せ有無 | 有 |
参考サイト | https://www.edofurin.com |
東京都江戸川区の情報
江戸川区は、東京都のもっとも東側に位置し、千葉県に隣接しています。
花と野菜の出荷額は令和元年産出額において東京23区内1位を誇り、今回紹介した小松菜のほか、アサガオやポインセチア、枝豆などが有名です。また、公園総面積に関しても776万5,879平方メートルで23区内1位。水と緑に恵まれている点も特徴です。
区内には外国人の中でも特にインド人が多く住んでいて、インド料理店や食材専門店も豊富です。
その他の特産品 | 金魚・切子・和傘・藍染め・にしき絵だこ・小松菜・小松菜焼酎 |
おすすめスポット | 北野神社・善養寺・葛西臨海水族園・小岩菖蒲園 など |
公式HP | https://www.city.edogawa.tokyo.jp/ |
まとめ
ここまで紹介してきた江戸川区はどうだったでしょうか?意外と知られていない小松菜・金魚に関連した特産品、伝統工芸品である江戸風鈴の魅力は伝わったでしょうか?
この他にも、江戸川区では金魚のお祭りや小松菜グルメスタンプラリーなど、さまざまなイベントが行われているのでぜひチェックしてみてください!こまつなっぴーや金ととなどの和菓子もおいしいので、江戸川区を訪れる際にはぜひ食べてみてください!
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